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サッカー指導者 末岡 龍二さん
2015 年末に惜しまれつつ現役を引退された光高校出身の元プロサッカー選手、末岡龍二さん。思い出の光高校グラウンドにて、光市の思い出と光市への想いをお聞きしました。
光市観光協会
本日はよろしくお願いいたします。
末岡 龍二
よろしくお願いします。
まずは、末岡さんご自身についてお伺いできればと思います。
末岡さんが光高校に進学された当時、サッカー部はなかったんですよね。
はい、先輩方の努力で愛好会から同好会にはなっていましたが、まだ部ではありませんでした。僕はそこで３年間プレイして、下の代が部にしてくれました。僕はキャプテンとかやらせてもらっていましたけど、ただプレイしてただけで、部にするための活動とか、そういうのはしてませんでしたね（笑）
大学は中京大に（スポーツ推薦ではなく）一般受験で入ったんで、サッカー部に入ろうとするとセレクションがあるんですけど、当時、新南陽市（現周南市）の南陽工業に勤めていらっしゃったスエナガ先生が中京大の出身で、僕を推薦してくださって、すんなり部に入ることができたんですよ。光市に住んでいて良かったと思うことといえば、やっぱり、いい先生にめぐり会えたこととか、そういうことを思いますね。
…で、大学在学中にアルビレックス新潟（当時J2）から声をかけてもらって、卒業後に入団しました。
光市出身でJリーガーになった方っていうのは、他にはいらっしゃらないですよね！
そうですね、おそらく僕だけなんじゃないですかね。
今は聖光高校さんとか強いんで、これからJリーガーが誕生してもおかしくないじゃないかなーと思うんですけど…。
期待しています！
思い出の光高グラウンドにて。
（当時はまだ同好会だったので、サッカーの練習は別の場所でしていました。）
末岡さんはJリーグだけでなく、海外でも活躍されていましたよね。
アルビレックス時代にシンガポールにレンタル移籍してた期間があって、退団後はタイとインドでもプレイしました。
海外移籍の際は、代理人さんとか付けて？
いえ、全然つけてないですよ。僕は全部自分で動いて、交渉も全部自分でやって。あと、奥さんも結構関わって、ビザのこととか、色々やってくれました。
すごいですねえ〜。
2011年 インド・Iリーグの年間最優秀選手に
2年前に現役を引退したあとは、愛媛FCに入って、子供にサッカーを教えるスクールコーチという形で4ヶ月勤めてたんですけど、そこの上司から「業務提携している大学に監督がいないからそっちに行ってくれ」って言われて、今は大学の監督をしています。
…で、今僕がやっているのが、愛媛FCスクールの子どもとか、うちの大学生から、ボールだったりスパイクだったりとか集めて、それを発展途上国に送る活動です。「愛ボール活動」っていうんですけど…この動画ご覧になりました？ Youtubeなんですけど…
（動画視聴）
…これは嬉しいでしょうねえ〜。
2、3 週間前にインドに行って、ボールとかスパイクとかを直接子ども達に渡して、サッカースクールやったり孤児院回ったりしてきたんです。
そこで撮った動画を編集してまた出せればいいかなーって。
楽しみにしています！
「愛ボール活動」の紹介ムービー（Youtubeより） アジア・アフリカ・中東など世界中の恵まれない子どもたちにサッカー用具を届けています。
続いて、光市のことについて伺いたいと思います。
帰省された際によく行くスポットとか、お店とか、ありますか？
光高のサッカー同好会の先輩がデザインした「N－CAFE」とか、「lokki（ロッキ）」とか、よく行きますね。
あとどこだろう…、コーヒーボーイも好きですね。
なんだかんだでカフェが好きで、「きなこカフェ」もよく行ってました。
リバーサイドカフェ、N CAFE
島田川のほとりのカフェ、lokki
コーヒーボーイ光店
きなこカフェ
そのほか、遊びに行ったりしたところはありましたか？学生時代のお話でも…
光ですか？
光市で若者が遊ぶところって・・・あまりないですよね（笑）
そんな！（笑）
でも実際、市内の中高生にアンケートを取っても、遊びに行くところがないという声は多いですね…。
それはちょっと寂しいですね。
でも、光市は魅力的だと思いますよ。良く言えばのんびりしてますし、海とか山もありますし。僕、魚釣りが好きなんですよ。しょっちゅう魚釣り行ってました。昨年の７月か８月くらいに、スポーツ交流村にウチの大学生連れてきたんですけど、最終日には皆で釣りして帰ってっていう。
綺麗で穏やかで、僕はもうリゾート地だと思ってるんで。光って。
山口県唯一の各種マリーンスポーツが楽しめる施設
山口県スポーツ交流村
そうですよね！！
そういった光市の良さをもっとPRできるよう、光市観光協会も頑張っていきたいと思います。
末岡さん、ありがとうございました！
(2017年1月4日)
末岡 龍二 プロフィール
山口県光市出身。兄の影響でサッカーを始める。
進学した光高校にはサッカー部が存在せず、同好会で活動（卒業後には部に昇格）。
卒業後は中京大学サッカー部所属。2000 年には全日本大学サッカー選手権優勝を経験した。在学中にアルビレックス新潟（当時J2）のトライアルの誘いを受け、2002 年に入団した。
2004 年にアルビレックス新潟シンガポールにレンタル移籍しリーグ戦12 ゴールをあげS リーグ年間MVP 候補に選出され、2005 年にはアルビレックス新潟に復帰。しかし2005 年度限りで退団、その後はシンガポールやタイのクラブでプレーした。
2009 年、インド所在のモハン・バガンAC に入団。
2010-2011 シーズンには、所属するサルガオカーSC がインド・I リーグを制覇。全37 試合中26 ゴール（リーグ戦25 試合中18 ゴール、得点ランキング3 位）の成績を修め年間最優秀選手に選ばれた。
2011-2012 シーズンは全40 試合で17 ゴール（リーグ戦23 試合中10 ゴール）を挙げ、フェデレーションカップ（天皇杯に相当）優勝を経験した他、決勝戦のキングフィッシャー・イースト・ベンガルFC 戦で3 点目を挙げた。
2012-2013 シーズンはデンポSC に移籍したが、シーズン中の左足の甲の怪我により3 カ月間離脱が響きリーグ戦も18 試合の出場にとどまる。個人的には18試合中11 得点とチーム得点王、3 年連続2 桁得点を達成するもチームは5 位の成績を収めた。
2013-2014 シーズンにはキングフィッシャー・イースト・ベンガルFC に移籍。移籍の理由について末岡はインタビューでAFC カップ2013 に出場するためだと語っている。同大会でベスト4 を経験した。
2014-15 シーズンは日系インド人の和泉新が所属するプネーFC に移籍。
2015 年12 月1 日、自身のブログで現役からの引退を発表。
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